バーチャル世界で生きるためにVRを日常生活へどんどん活かしたいシャオプリンですぅ!
既に世の中ではVR出社やVR睡眠といった生活の一部をバーチャル空間で行うことで、よりスムーズなやり取りや快適な生活を手に入れた方もいます。
今回はその中でも、寝付きが悪くて眠りが浅い私がVRChatというプラットフォームを利用してVR睡眠に一ヶ月チャレンジした結果、思いの外快適な睡眠を得ることができたのでそのお話をしたいと思います!
そもそもVR睡眠とは?
上の画像の様にVR機器を装着したまま眠ることで、バーチャルリアリティ(仮想現実)の世界を楽しみながら眠る睡眠方法。
バーチャルリアリティの世界と聞いてエヴァンゲリオンVRや銃撃戦のFPSを想像した方もいると思いますが、VRはアトラクションや遊び要素の強いコンテンツもあれば、地球上の好きな場所を飛び回れるGoogle Earth VRや、他の人との交流やファンタジーからリアリティな景色まで色々楽しめるVRChatなどもあります。
その中でも特にVRChatは、ソーシャルVRという位置づけにあり、人とのコミュニケーションを目的とする要素が強いことに加えて、ワールドと呼ばれる自分たちの居場所となる様々なバリエーションの空間が数え切れないほどあるため、現実と同じようにお友達を作り一緒にお喋りしたり遊んだりできます。
お友達を作るのももちろん良いですが、一人でワールドの景色を楽しんだり、他の人が話してるのを聞いたり、遊んでいるのをただ眺めたりするのも楽しいです♪
そしてそんなVRChatでは、少しでも長くバーチャルリアリティの空間を楽しみたい人やお友達と一緒に居たい人、遊んでいるうちにそのまま寝落ちしてしまった人などがこの方法で眠っていることがあります。
眠っていてもバーチャル空間上では、見た目はアバターですし実際に触れられることもなく、現実の自分はベッドで横になって眠っていたりするわけなのでバーチャル空間上ではどこで寝ても安心安全です。
たまに落書きなどイタズラされることはありますがっ!!
現実ではどこでも自由に寝ることはできませんが、バーチャル上では幻想的な場所や危険な場所、実家のような安心感のある場所などどこで寝ていても自由です!
そこでできたお友達と集まって寝るのはまさに修学旅行気分!!
VR機器の方が没入感があるので更に楽しめること間違いなしですが、VRChatはパソコンだけでもプレイできます。パソコンで参加するだけでもきっと楽しめると思いますよ♪
VRChatについてもっと詳しく知りたい方はこちらから!↓↓
最近よく聞く『VRChat』とは?VR機器が無くてもできるって本当?
VR睡眠の感想
VRChatでは数え切れないほどのワールドがあり
・自然に囲まれた夜のキャンプ場
・満点の星空が見えるビーチ
・高級ホテルの一室
・田舎にありそうな大きいお屋敷の和室
・焚き火のある洞窟
・ファンタジーな草原
・保健室、電車、地下水路、お化け屋敷、ピラミッド、月面などなど、、、
通常ではありえないようなところで寝てみるのもとても新鮮でワクワクしました!
他にも、VRChatで毎日眠る人のところへお邪魔してしばらく一緒に眠ってみたところ、修学旅行の夜を思い出すような楽しい時間を過ごすだけでなく、慣れてくると今度は安心感のようなものを覚えました。
長い間一人暮らしをしているせいか、少し寂しい時や悲しいことがあった日にVR睡眠すると落ち着きますにょ~
以前はよっぽど眠い時でないと寝付くまで30分~1時間ほどかかるのが当たり前でしたが、VR睡眠するようになってからは横になって大体10分以内には眠りに落ちています(* ゚□゚ *)
これはVR睡眠で得られている安心感が一番影響していると私は思っています。
その一方!
私は朝は強い方で、目覚ましが鳴って起きたら顔を洗って即会社へ行く準備をしてっと出来ていたのが「まだ寝ていたい、ここに居たい・・・」と思うようになり少し朝が弱くなった気がします(((*'ω'*)))
意思が弱い・・・
逆にVR睡眠すると朝スッと起きられるようになるという方も居たので、人によるところが大きいのかも知れません。
VR睡眠のやり方
VR睡眠のやり方は至って簡単です!
まずは現実で寝る準備を整えて、あとは横になるだけの状態でVRを装着してVRChatを起動します
VRChatでは、眠ることが想定され様々な工夫が施されているVR空間、通称「SleepWorld(睡眠ワールド)」が多数存在します
綺麗な景色や落ち着いた空間、お友達の居るところなど好きな場所を選びます
睡眠ワールドの多くではBGMや明るさの調整などができるので好みで調整します
あとはVR機器を装着したままいつも通り寝るだけです!
パソコンの人はモニターを見える位置に置き、音が聞こえるようにスピーカーかイヤホンなどをセットしてお布団にインするだけです!
仰向けに寝る方法※VRChatプレイヤー向け
ちなみにVRChatでは自分のアバターが表示されるのですが、基本的にデフォルト状態では立ち・しゃがみ(Ctrl+C)・伏せ(Ctrl+Z)しかありませんので、VRでも全身をトラッキングしていないとアバターは仰向けになることができません。
なので他の人から見た場合こういう姿勢になっていたり
こういう状態で寝ている人がとても多いです!
VRChatでは本当によく見る光景ですぅ
誰かと一緒に眠る時など気になる場合は、かんな久(ねここや)様制作のVRChat用 Emote詰め合わせ (無料版)にあるスリープモーションを入れてみましょう!
これがあればデスクトップの人でもフルトラじゃないVRの人でも仰向けになることができます。
うつ伏せや不思議なポーズでVR睡眠している方へ
非フルトラやデスクトップ勢でもちゃんと仰向けになってVR睡眠出来るんです!
(アニメーションで表情とか弄った事ある方向け。)
(位置ズレ問題解消出来たので投稿します。一緒に寝てくれる人増えてほしいな。。。) pic.twitter.com/RXzurOjpXn— ぐら (@tsuntegura) February 16, 2019
神!ありがとうございますですぅ!
フルトラになるのが面倒でHMDとコントローラーだけ持ってこれでお布団INする人も多いのではないでしょうか。トラッカーを着けているとお布団を被れないのはデメリットの一つです。
VRChatプレイヤーお馴染みのUnityを使用するので初めての方には少々導入難易度は高いのでご注意です。
VR睡眠で眠れない時の改善方法
眠れない原因
VR睡眠はすんなり眠れる方もいますが、様々なことが原因でなかなか眠れない人も少なくありません。
最初の頃はワクワク感で・・・ということもありますが、多くはVR機器の装着により生じる負担にあります。
- コードや突起などが邪魔
- ディスプレイが眩しい
- HMDが重い
これらがよく問題に挙げられます。
眠れない時の改善方法
- コードや突起などが邪魔
VIVEの場合はコードを少し横へずらす、オーディオストラップをつけていたりOculusなどの場合は枕をできるだけふかふかのものにすると多少改善されます。
横向きになりたい場合は、高さのある枕(クッションを折りたたんだり)を用意してHMDが飛び出す程度に枕の端っこの方を使うと横を向けます。この時別のクッションなどでHMDを下から支えると顔などへの負担も減らすことができます。
オーディオストラップをつけていたりヘッドホンタイプの場合横向きは難しいです。。
- ディスプレイが眩しい
できるだけ暗い場所で眠るのが一番良いですが、ナイトモードとは別にディスプレイを暗くすることができるソフトがあります。
GPS_NMEA_JP様制作のSunglassesVR
(ちなみにSunglassesVRは目の疲れ軽減を目指して作成されたものであり、VR睡眠を支援するツールではないのでお間違いなく!)
最大まで暗くすると画面が真っ暗になって何も見えなくなるのでほどほどに!
私は明るいところで眠ると起きた時に目がしょぼしょぼすることもありましたが、SunglassesVRを使うことでかなり軽減できました。
- HMDが重い
最初のうちは重く感じますが(実際重いですが)これは慣れで改善される部分が大きいです。
バンドの締め付けが強いと負担に感じることもあるので、寝る時は緩めるのも良いでしょう。
- とにかく眠れない
上記の「布団や枕をふかふかにする」「VRサングラスを導入する」「HMDのバンドを緩める」に加えて、他にも考えつく限りの普段から自分がよく眠れるようになる方法を試してみるのが良いと思います。
例えば
・眠くなる音楽をかける
・軽くストレッチをする
・抱き枕を使用する
・お酒をまたはホットミルクを飲むなどなど
VRChatならではですが、眠る前にリラックスできるワールドでゆっくり過ごすと眠気を誘発できることも。
個人的にはVR+抱き枕=最強の安心感からの眠気!
これは最終手段ですが、HMDをおでこへ上げたり、いっそのこと外すという方法も。
えっ!それはもはやVR睡眠ではないのでは!?
寝ている間はHMDを被っていても被っていなくても同じです!(暴論)
寝る時と起きた時、はたまた夜中に目が覚めてしまった時すぐそこにVRがあることが重要です!
もしどうしてもVRで寝たいけど眠れない時にはご検討ください。
改善方法は色々あるものの一番効果があるのはやはり『慣れ』です。
私も最初の一週間ほどはVR機器の装着感がどうしても気になる時期がありましたが、日に日に自然と深く眠れるようになり、1ヶ月も経つ頃にはVRを被ると眠くなると感じるようにまでなりました。
慣れすぎてVR機器は寝具になりましたですぅ☆
まとめ!(&注意点!)
今まではなかなか寝付けなくて次の日のお仕事が心配になったり、寝るのすら億劫になってしまったりしていたのが、VR睡眠をするようになってからすぐ眠れるようになり寝るのが楽しみになりました!
もしかすると今までは不安が原因で眠れなくなっていたのかも知れません。
私と同じように不安が原因で眠れない方、眠る時一人が少し寂しいと感じる方、いつもとは雰囲気を変えて睡眠を楽しくしてみたい方にはVRChatでのVR睡眠は是非オススメしたいです!
実はこの記事を書いている間にVR睡眠を始めてから2ヶ月経ってしまい今3ヶ月目に突入していますが、すっかり生活の一部となっているのでこれからも毎日続ける予定です(。╹ω╹。)
ですが、注意点もあります!
もともとVR機器は睡眠用途に想定された作りにはなっていません。
なので、コードに負荷がかかって断線したり、コントローラーを壊してしまったり、HMDの長時間の装着が身体に何かしら影響を及ぼす可能性も否定はできません。
また、VR睡眠が健康に良いと医学的に証明されているわけでもないので、あくまで自己責任でお願いします。
私は「慣れ」によって快適なVR睡眠ができるようになりましたが、皆さんも無理はせず、少しでも寝不足や健康に違和感を感じるようであれば、すぐに通常の睡眠に切り替えましょう。
これを読んでVR睡眠に興味を持った方が楽しいVR睡眠ライフを送れたら嬉しいですぅ♪でも健康第一ですぅ!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
おまけ♪
おまけではオススメの睡眠ワールドや、上では紹介しきれなかった睡眠ワールドを画像でぱぱーっとご紹介します!
坪倉家-夜|Tsubokura's Home-Night(制作:kohack_v 様)
都会の夜景もとても綺麗です。
Room of Summer Solitude(制作:Lucifer MStar 様)
大きな窓から見える景色や入ってくる光が美しい。
MEROOM(制作:MERU 様)
和と洋が合わさった落ち着ける空間。お友達とまったり過ごす時間。
Rainy Attic(制作:Fins 様)
優しい光と雨音が心地良い静かな屋根裏部屋。
Islands Of Dreams(制作:ImLeXz 様)
雨が降り、近くに大きな星が見える神秘的な世界。
中庭(nakaniwa)2017(制作:GOMAking)
夜になっても遊び足りなかったあの頃、最後まで起きていると静けさが少し寂しい。
夜の保健室 Hoken Sleep(制作:SANSYO 様)
昼間に見るのとはまた違う空気感、何も起きませんように。
End of the story(制作:simeji 様)
辿り着いたのは水が透き通った美しい場所、思い出に揺られながら眠ります。
In my dream(制作:MERU 様)
光の粒子と大きく見える月が幻想的な空間。
Just Rain(制作:kden 様)
雨が降り続ける場所、VRなら雨に打たれながら眠っても大丈夫。
Let's Just h(ここで文章は途切れている