かれこれVR睡眠歴5ヶ月を過ぎたVRにドップリ浸かっているシャオプリンですぅ!
先日NHKのトークバラエティ番組『ねほりんぱほりん』のテーマ『バ美肉』の内容にも出てきた
VR睡眠!
しかしVR睡眠には、VRゴーグルの重さやディスプレイの光が気にならない等の適性もしくは慣れが必要で、最初のうちは「寝苦しくて眠れない・・・」という声が非常に多いです。
そこで今回は、私がVR睡眠をしているバーチャル世界VRChatを舞台に
前回記事 『VR睡眠とは?なかなか寝付けない私がVR睡眠を1ヶ月続けてみた!』
の続きとして、これからVR睡眠を始めようと思っている方、すでに日常的に行っている方にもオススメできるVR睡眠を快適にする方法を詳しくご紹介します!
これまでのVR睡眠経験で培ってきた実際に私がいつもやっているものですぅ!
SunglassesVR
電気を消さないと眠れない人にとっては例え睡眠用ワールドの暗めのライティングであっても、いざ眠るにはVRゴーグルのディスプレイが眩しく感じることが多いと思います。
そこで活躍するのが前回記事でも紹介しましたSunglassesVR(GPS_NMEA_JP様制作)というツール
SteamVRなどにも標準でナイトモードは搭載されていますが、SunglassesVRは色味の調整なども可能な上に最大で完全な真っ暗にまで明るさを落とすことができます。
(さすがに真っ暗にするとVRの意味がないですが!)
設定前↓
設定後↓
「好きだけど眩しい」というワールドでも暗くできますし、睡眠に限らず目の負担を減らせるので明るさが気になる方は是非導入してみてください!
私は眠る時に暗めの設定にすることでVR睡眠から目覚めた時の目のシパシパがかなり改善されましたですぅ!
VR睡眠時のメリット
- 眩しくて眠れないという状況が9割解決
- 許容できる明るさのワールドが増えるので睡眠場所の選択肢が増える
- 好みの色味に調節可能
- 寝起きの目のシパシパが改善される可能性がある
ワールドによりますが設置されているナイトモードは自分やお友達のアバターも暗くなりすぎて見えづらくなることがあるので私はこちらを愛用しています。
PlayspaceMover
VR空間での移動は通常
①キャラクターを操作して移動する(現実の移動距離ゼロ)
②現実で自分が実際に動いて移動する(現実の移動距離=VR空間の移動距離)
主にこの2つともがVR空間内での移動に反映されますが、このツールを使うと手で壁をよじ登るような要領で上方向に移動したり綱を引くように前や横に移動したりとVR空間での移動が更に自由になります。
何より便利なところが移動操作では難しい細かな位置調整ができるようになるのと重力のON/OFFができるところです!
このように空中停止も可能です。
これを利用してVR睡眠時はベッドの高さや、後述の寝モーションによる視点など現実とバーチャルでの位置ズレを直すのに使用します。
私は現実では敷布団のためバーチャルベッドで寝ようとするとこのように|ョω☆)
怖い!!!
VR空間上での高さを調節することで他の人から見てもちゃんとベッドで寝ているように!
上の画像では足までトラッキングしているフルトラ状態なので全身で空中に浮くことができます。
頭と手だけトラッキングの非フルトラではアバターの足は地面を離れることはできませんが、ベッドに当たり判定(Collider)が設定されていればちゃんと横になれます。
VRChatでは他にも、身長の限界を超えた高さの物を見たり、お友達のアバターと目線の高さを合わせたりと色々便利な使い方があります。
地味そうですがVR生活において無いと困る個人的には必須級のツールです。
VR睡眠時のメリット
- リアルとバーチャルでの寝床の位置ズレを解消(フルトラ)
- 寝モーションによるアバターとの視点の位置ズレを解消(非フルトラ)
- リアル仰向けでも移動が容易
- 横で眠るお友達とのシビアな距離感調節が可能
お友達が可愛いからと近づきすぎて逆に調節されないように気をつけてくださいですぅ😭
PlayspaceMoverの導入方法はこちらの動画がわかりやすかったです!
【第3回】VRchatの空の飛び方【PlayspaceMover導入解説】 うどん猫様
シャペロン境界の設定
衝突防止のためVR空間内で現実の壁の位置を教えてくれる格子状の線シャペロン境界ですが、狭いスペースで遊んでいると少し動いただけで頻繁に出てきます。
ゲームの描画より優先で表示されるため睡眠時は邪魔に感じたり眩しく感じることがあります。
SteamVR(VR内のダッシュボードからも可) → 設定 → プレイエリア → シャペロンスタイルを 床のみ に変更
これで床以外の線が消えます。
床の線が視界に映る方は完全に消す方法もあるので「OpenVR-AdvancedSettings」で検索!
VR睡眠時のメリット
- シャペロン境界の線が眩しくなくなる
- 最前面に出てきていた線がなくなって没入感UP
VR睡眠時は動かないので大丈夫だと思いますが、プレイスペースに慣れていない内はコントローラーをぶつけるなど衝突することが多いです。
安全のために立って遊ぶ際はリアル壁がわかるようにシャペロン境界を表示させておきましょう!
寝モーション(トラッカー切り)
非フルトラの場合
VRChatのデフォルトでは自分がしゃがんだり横になったりして視点をかなり低くすると、足までトラッキングしていない場合だとアバターは伏せモーションをします。
VR睡眠をする時に現実では仰向けなのにアバターがうつ伏せなのは気になる方は多いと思います。
現実↓ ※イメージです
バーチャル↓
そこでデフォルトの伏せモーションを仰向けモーションに置き換えることでアバターも仰向けにしてあげます。(うつ伏せで眠る方はそのままでOK!)
設定方法は前回記事内の『仰向けに寝る方法※VRChatプレイヤー向け』でご紹介しております!
フルトラの場合
フルトラの方は設定なしでも現実と同じようにアバターも仰向け・うつ伏せ・横向きなど自由な姿勢になることはできるのですが、腰や足のトラッキングを維持するためのセンサーがあるので布団を被れないという最大の悩みがあります。
足は動かせなくなってしまいますが、眠る姿勢を決めたらそのまま腰のトラッカーの電源を切ると(5秒ほど長押し)その時点での腰と足のポーズが固定されるので後はトラッカーを外して寝るのが布団も被れて楽なのでオススメです♪
特に冬は暖かくしてVR睡眠の質を上げることも重要ですぅ
VR睡眠時のメリット
- 非フルトラでも仰向けで眠れる
- フルトラならモーションを設定しなくても自由なポーズで眠れる
- Kawaiiポーズを維持して眠れる!
やろうと思えば変なポーズで固定することもできますです!
次の朝Twitterで人気者になれるかも!?
OVR Toolkit
OVR ToolkitはVR空間上にPCのデスクトップ画面やウィンドウを表示させてマウス操作やキーボード操作ができる便利なツールです。
VRで遊んでいる時でもブラウザで何か検索したい時や、ソフトを起動させたい時、Discordなどの通知に返信がしたい時に活躍します。
今私が最もオススメしたいツールですぅ!
VR上に表示するウィンドウの大きさ・透明度・個数などを自由に変更でき、操作しやすいVRキーボードが使えて、更にそれらの角度・距離・追従先を設定して自由に配置することもできます!
簡単に説明するとバーチャルスマホ!
その結果・・・
VR空間でお友達とお話しながら
楽な姿勢でグラブルやプリコネなどソシャゲを遊び
ネットサーフィンや動画鑑賞をしつつ
横目にTwitterを監視してたまにくるDiscordに返信したりするだけの
リアル引きこもりからバーチャル引きこもりへと進化した私の姿が!!
まさにバチャ充!
いやぁ~快適ですぅ!
ブログをVRの中で書くのも全然ありですね!
VR空間で効率良く仕事する未来が近づいているのを感じます!
しかしキーボード入力を指でできないので、文字入力する場合は速度的に現実のキーボードはまだ手元に必要そうです(´・ω・ ` )
VR睡眠時のメリット
- 眠る直前までTwitterや動画の閲覧
- 音楽を探してかけたりの操作も簡単
- 寝起きにはその場で予定や通知の確認から返信まで
- PC表示できるソシャゲのおはガチャやスタミナ消化など睡眠前後の日課に
- スマホしながら寝落ちするタイプの人にはもってこい!
VRではVRゴーグルを装着しているためデスクトップやスマホ画面の確認操作が不便ですがそこを補ってくれて睡眠の前後を充実させることができます!
表情を固定する
・・・Zzz
寝ている間目が開きっぱなしでバーチャルドライアイにはなっていませんか?特にVIVEの方!
目を閉じる表情があれば寝ている間タッチパッドに触れっぱなしでなくても設定で表情を固定できます。
VIVEの場合は
VRChatのメニューボタン → Settings → VIVE ADVANCED CONTROLのチェックを外す
これで操作方法が切り替わり、移動はボタンの押し込み、表情は一度出したら他の表情に切り替えるかグリップまたはトリガーを押してリセットするまで固定できます。
初期設定ではチェックが入っていたような気もするので、どちらかというと元々タッチパッド押し込みで移動している人が多いかも知れませんね!
ちなみにチェックを入れた操作では、タッチパッドを一度押し込んだら後は軽く触れながら指をスライドさせるだけで移動できるので、タッチパッドへの負担をかなり軽減できると思います。
自慢ですが私は最初からこの設定で日々プレイしているので使い込んでても長持ちしているのだと思いますですぅ!
VR睡眠時のメリット
- 目を閉じて眠れる
- コントローラーを離して眠れる
うん!そのままですね!
睡眠前後で設定を切り替えるのが面倒な場合は、手も動かなくなりますが目を閉じる表情を出しながら電源ボタン長押しで電源を切ることでも固定できます。
体の向きを固定する
最後にちょっとした小技ですが
VRChatでは仰向けモーションまたはトラッカーを切った状態で真横を向くとそちらを前方と認識してしまい体がそっちを向いてしまいます。
びにょーん
こんな具合です
「横で寝ているお友達を眺めながら寝たいのに・・・」と困る方が多いと思います。
実は簡単に体の向きを固定する方法があります。
VRChatのメニューボタン → SettingsやSocialの画面を開いたままにする
これだけです!
すると体の向きが固定され顔を横に向けても体が追従しなくなります。
VR睡眠時のメリット
- 体が追従しないので横を向ける
- OVR Toolkit使用時にオブジェクトやカメラを間違って掴んだり使ったりしない
これ!
かなり大きな恩恵だと思います!
しかしながら手から選択するためのビームが表示され続けるのは少し気になるかもしれません。
(眠る時は視界外に向ければ問題ありません!)
まとめ!
この人VR機器を高級ホットアイマスクと勘違いしてるのでは!?
って思われそうですが、私にとっては実際そうです(ぉぃ
VRChatプレイヤーならフレンドと仲良くVR睡眠をしている人たちを目にして羨ましく思う方も多いのではないでしょうか?
今回ご紹介した工夫でフレンドと一緒に快適なVR睡眠ライフを送れる方が増えると嬉しいです!
何度も言いますが眠れない原因には物理的なものが多く、眠れるようになるには一番は
慣れです!
それでもどうしても眠れなーーーい!っという方には特別にあの必殺技をお教えしましょう
必殺『寝ている間はVRを着けていなくても同じ!!』
以上ここまで読んでいただきありがとうございました!
VR機器は元々睡眠用途に使うものではないですし、VRChatも睡眠をサポートするものではありませんので、くれぐれもVR機器の断線などの故障や寝不足には気をつけてくださいね!
おまけ♪ VR睡眠5ヶ月の感想
VRChatで日常的にVR睡眠をするようになって、毎晩フレンドと会える(例え先に寝ていても)ので一人暮らしの寂しさはなくなりましたし、幻想的な景色に癒やされたりして明日の活力には欠かせないという感じです!
身体的な変化としては特に体調不良などはないですが、寝るのが遅くなった日などには「今日はしっかり眠らないと明日に響く」というのが何となくわかるようになり、VR睡眠歴3ヶ月頃と比べて必殺技を使うことが出てきました。
VR睡眠では精神的に、通常睡眠では肉体的にと疲れの取れ方に違いがあるのを感じているのだと思います。
これからも体調に合わせて無理なく楽しいVR睡眠ライフを送りたいと思います!